【夫の浮気が止まらないから離婚した③】天国から地獄
こんにちは、やまだくま子です。
今日は2月22日、ニャンニャンニャンの日です。
ゾロ目好きです。
自分の経験を文章にすると当時の記憶が鮮明に蘇って複雑な気持ちになることもありますが、ここまで吹っ切れたことが本当にミラクルだし、人間どうにかなるんだなと思います。
読んでくれている方、本当にありがとうございます。
前回までのあらすじ
夫とはお付き合い10年記念日に入籍したが、その後半年で浮気疑惑浮上、夫と浮気相手にプチ復讐を果たしたくま子。
夫にはお灸をすえることができたものの、私の疑心暗鬼は止まらなかった。
帰りが遅くなれば浮気しているんじゃないか、出張すると言われれば出張先で女と遊んでるんじゃないか、そんなことばかり考え、夫を問い詰める日々。
携帯のチェックも当たり前にしていた。
一度、夫が福岡に出張した後に携帯チェックをしていたら、女からのメールで「また後で会おうね」といったようなものを見つけ、その後の電話の履歴から夜中に会っていることがわかり私は発狂した。
夫いわく、福岡で行ったキャバクラの子とのアフターとやらだそう。
でも次にいつ来るかわからない人にアフターするか?
なんかおかしいと思いつつも真相は藪の中。
ちなみに、その後の携帯チェック時にもこのキャバ嬢は登場した。
「東京に遊びにいくから案内して♡」
お前ら絶対何かあっただろう。
このヤロウと思いつつも何も証拠もなく有耶無耶となった。
別の日に携帯チェックをしていた時には、夫の友達が夫を合コンに誘っているのを見つけ、腹が立った私は夫の携帯からその友達にメールをした。
「私たちは色々あって今関係を修復するのに大変です。今後夫を合コンに誘わないでください。」
我ながら最低女だなと思う。
その友達は二度と誘わないと言ってくれた。
そして結婚して1年ほど経った頃。
週4日くらい働く生活にも飽きた私は派遣社員としてフルタイムで働き始めた。
慣れない仕事に四苦八苦していたある日、突然起きた東日本大震災。
当時夫と中々連絡が取れず、自宅でやっと会えた時にはすごくホッとした。
余震が怖くて眠れず、二人でテレビを見ながら一晩中起きていたことを覚えている。
それから数週間後、驚くべきことが起こった。妊娠したのだ。
子作り自体はなんとなく意識していたけど、中々できないもんだなあと思った矢先の妊娠だった。
人間は生命として危機感が高まった時に妊娠しやすいと何かで見たことがあった。
地震があった時に確かに死ぬかもしれないと思ったから、そういうことなのだろうか。
ものすごく嬉しくて、家族や友達に報告した。夫もこれは嬉しかったようで一緒に喜んでくれた。
不思議なもので、まだ豆粒くらいしかない袋が私のお腹に宿っただけなのに、母性全開、全身全霊でこの子を守ろうという気持ちが湧いていた。
しかしその後の検診で、急転直下、私は地獄に突き落とされる。
赤ちゃんが育っていないと医師に言われたのだ。
もう少し様子を見てダメなら手術しましょうと告げられた。
私はそれを認めたくなくて、タイムリミットまでに奇跡が起きないかと毎日ネット検索で同じような人の記事を漁りまくった。
しかし奇跡は起きなかった。
その後中々妊娠できず、生理が来るたびにこの世の終わりくらいに落ち込んだりイライラして夫に当たり散らした。
夫はその都度前向きに励まし続けてくれたのに。
どこかで私はかわいそうだから優しくされて当たり前だと思っていたのだろう。
その頃引っ越した新居に遊びにきてくれた夫の友達の振る舞いが気に食わないと夫に文句を言ったり、とにかくすぐ怒ったり泣いたりしていた。
完全なる毒妻である。
ある日、いつものように夫の携帯をチェックしていた時にあるメールを見つけてしまった。
「今、出先で表参道にいます。イルミネーションがすごく綺麗です。〇〇さん(夫)と一緒に見たかったな。」
誰だこいつ。
つづく