【嫁(自分)の浮気②】付箋ラブレターでくま子完落ち?
こんにちは、やまだくま子です。
一途だったくま子がビッ○になるまでの道のりを書きつづるこちらのシリーズ(そんなテーマだったっけ)、いつか本にしたいです。
前回までのあらすじ
会社で女たらしで有名な男性Aさんに夫の浮気のことを相談するも、流れでキスされてしまいます。
信頼していた男性Aさんからのハグと突然のキス。
Aさんは、夫以外で言ったら私が初めてキスをする男性という事に喜んでいた。
なんだそりゃ。
我々がアホみたいなやり取りをしていたこの場所が、こじんまりしていて人がいなかったものの一応エレベーターホールだったこともあり、とりあえず逃げるようにして道に出た。
しかしAさんのスイッチが完全に入ったようで、歩き出そうとする私を制し、腰を引き寄せようとする。
すったもんだした結果、道端の死角みたいな所に誘導され接吻再開。
新橋の呼び込みのおにーさん数人に見られて冷やかされていた気がするけど(全然死角じゃないw)、そんなことお構いなしにだんだん興奮度合いを増していくAさん。
こりゃやばいぞと、私は口を真一文字に結び、抵抗を見せた。
この口、決して開けてなるものか。
が…。
降参です。
神様ごめんなさい。
これは相手が悪かったのです。ほんとです。
しかしながら、そんなエロの権化に取り込まれてしまった状況でも、
”このままいったらホテルコースですよね、これこそ浮気!ストップ!”
となんとか自分の理性をフル稼働させ、意を決してAさんから離れた。
帰ります宣言して一目散にタクシーを呼び止めて飛び乗った。
やばかった、よく途中で断ち切って帰った。
自分で自分を褒めてあげたい。
そして。
翌日から狩モードに入ってしまったAさんから怒涛の攻撃が始まった。
私の席にきたかと思ったら机に付箋を貼っていく。
「今日ひま?会いたいな」
こわいこわいこわい 笑
付箋で言ってくるとかめちゃこわいよ!
女たらしはこういうことをしてくるものなのか…?
しばらく続いた付箋攻撃を無視していたら、結局電話がかかってきた。
(最初から電話かメールでよかったのでは?と思ったり思わなかったり)
今どこかと聞かれ、帰る途中で駅に向かっていると告げると駅で会おうと言う。
気まずいから会いたくない。
でもずっと避けていたらこの追いかけっこが終わらない。
もうあんなことはしないと言おう!と意気込み、駅に向かった。
すでにいるAさん。
今から行きたい所があるから付き合ってと言われ、流れで一緒に電車に乗ってしまった。
向かった先はお台場。
ショッピングモールで少しお茶をしたら、Aさんが屋上に行こうと言う。
屋上?なんか嫌な予感がする。
人気のないところに行きたがっているのか!?
警戒心マックスで屋上に行くと雨がザーザー降りだった。
よかった!何もおこらない!
心なしか元気がないAさんと意気揚々とする私。
帰ろうとモールを出て歩き出した。
いかんせん私は警戒しているので、基本的に常にバッグはAさん側で持って距離をとるようにしていた。
そしたら。
歩きながらAさんが私のバッグをとり、空いた私の手を握ってきた。
きゅん。
ちがうちがう、きゅんじゃないよ!笑
なぜだ、不覚にもキュンとてしてもーた。
もうダメかもしれない、私はAさんに落ちたのか…?
そもそもこれだけで落ちるなんでどんだけ男に免疫ないんだ!
困った。
この後形勢逆転か。
Aさんとくま子の攻防はまだ続く…。