【マッチングアプリ 】妖怪舌つかみ男②
こんにちは、やまだくま子です。
ちょっとタイトルと関係ないんだけど、昨日あった悲しい出来事を書いてもいいですか…。
私の好きなカフェの一つにセガフレードがある。
なぜならそこのメッツォメッツォが好きだから。
このメッツォメッツォはエスプレッソとチョコレートドリンクを混ぜたもので、上にココアパウダーがかかっている。
昨日もこれを飲んだ。
そして家に帰って鏡を見て愕然とした。
口の横、ちょうど口裂け女ライン(他に例え方がわからなかった)に焦げ茶色の線が入っている…!
ココアパウダーだ。
家までの道のりはマスクしてたからいいけど、カフェの店内ではマスク取ってたからこれを皆さんに見せていたわけである。
美容院帰りだったこともあり、いつもより綺麗にしててもらっていい気になっていたからちょっとカッコつけて茶しばいてたくま子。
なんたる恥。
実はこれは数年前にも経験している。
当時勤めていた会社の後輩とランチタイムにセガフレードに入りメッツォメッツォを飲んだときのこと。
オフィスに戻ってからトイレで鏡を見ると、鼻筋にべったりとココアパウダーが付いていた。
え、店内でけっこう長いこと話してたけど、なんで後輩教えてくれなかったんだ、という疑問やら、自分にそれすらも言わせない何か威圧感があったんだろうかという反省まで様々なことを考えさせられた出来事でしたね、ええ。
全く関係ない話が長くなってしまいました。
今回も妖怪舌つかみについて書きます。
品川に行こうと言われ、とくに何も考えずについていった。
断片的に覚えているのは、電車の中で肩に手を回されなんなら頬にキスもされてた気がする。
いい歳のおじさんおばさんがなんとまあ見苦しい。
世の中の方に申し訳ない、ごめんなさい。
彼は、明日も一緒に出かけようと言ってくる。
こんなに情熱的に付き合おうと言ってくるし、貯蓄額まで見せてきたし、もしかしたら私は本当にこの人と付き合うのかもしれない。
そんな事を思っているうちに品川に着いた。
どこに行くのと問う私に彼は答えた。
「◯◯ホテルだよ」
私もどこかでそんな気がしていたのかもしれない。
そう言われても、へーそうなんだ、くらいにしか思わなかった。
酔ってるって怖い。
駅からそんなに遠くないはずだけど、彼にタクシーに乗せられてほんの数分の距離を車移動する。
目的地のホテルに到着。
ホテル事情にはそんなに詳しくないけど、おそらくそこが良いホテルであることは私にもわかった。
彼がチェックインを済ませ、二人で部屋に向かう。
ホテルなのに旅館のような部屋でとても素敵な部屋だった。
ここからの展開は詳しくは書けないのでちょっと早送りするとして(笑)
夜遅くになってお腹が空いたので外にラーメンを食べに行くことに。
途中寄ったコンビニでもラーメン屋さんでも、とにかく彼は私にお金を出すなと言ってくる。
あなたは財布なんて持たなくて良い、全部僕に任せといてと。
正直に言おう、私はその部分にはたしかにときめいてしまった。
あまりそういう価値観というか、お金は男が払うものと考えるタイプではないと思っているけど、悪い気はしなかった。
彼は基本的に体力があるのか、とにかく一晩中喋り倒した。
朝の6時まで。
仕事の話から家族の話まで、一人でずっと話している。
寝かせてくれよと思いながら私はそれを隣でひたすら聞いていた。
その後数時間だけ仮眠をとった。
目が覚めたら彼はすでに身支度を始めている。
今日も一緒に出かけようって言ってたもんね、どこ行くんだろ、と少しだけワクワクしていた私に彼が言った。
「実はさ、家の鍵かけてきたか心配になっちゃって帰ろうかと思うんだよね、だから今日はデートできない」
家の鍵?
そんなことある?
と思いながらもまあ仕方ないと思って了承した。
なんかイヤな予感がしながらも私も身支度を整えて部屋を出た。
ホテル代は私も払うと言ったけど、ノーと言われて結局全部出してくれた。
そして駅までの道中。
昨日と距離感が全然違った。
昨日は繋いでいた手も繋ぐことはなく、むしろよそよそしい空気感すらあった。
なんなら途中からはグイグイと前に行ってしまって、前後で1mは空いていた。
そのまま駅であっさりとバイバイ。
なんだかすごく面食らったまま帰宅した。
その後、こちらから連絡してみても数日返事がない。
これはもしかして?例のヤリ逃げというやつ?
私にとっては初めてのパターンで、この状況がすぐには飲み込めず。
数回連絡してみてもやはりかろうじて返信はくるけどすごい遅い。
私は悟った。
これはそういうことなんだと。
でもすごくないですか、とにかくそういうことをしたいというだけであんな高いホテル泊まるなんて。
後で調べたら1泊数万円はする部屋だったよ?
そんなもんなのか。
誰か教えてくれ。
あんな自分の舌つかみながら話す男、早いとこ忘れよ。
と思っても、なんとなくスッキリしないまま日々を過ごしていた。
私の特技の一つに誕生日一回聞いたら(ほぼ)忘れないというのがある。
ちょうど会って数週間後くらいにヤツの誕生日だったので連絡してみた。
私も往生際が悪い。
彼から返ってきたメッセージは、
「覚えててくれたの、ありがとう。あなたはいつだっけ。でも聞いてもきっと忘れてしまうから今のうちに言っておくよ。おめでとう。」
…まじでなめんなよこのクソ男が!
ということで、最終的になんの未練もなく吹っ切れました。
めでたしめでたし。
おわり