【 夫の浮気が止まらないから離婚した⑨】心の拠り所現る
こんにちは、やまだくま子です。
日曜日はちびまる子ちゃんとサザエさんを見るのが習慣になっている。
ずっと見てて気づいたことがある。
私はカツオが好きだ。
ちゃっかりしてるけどすごいいい奴。
たまにカツオのしたことに感動して涙したりしている。
ヤバい40歳過ぎだと我ながら思っています。
前回までのあらすじ
夫と不倫相手の交換日記を見つけてしまったくま子は荒れに荒れ、母親に実家に連れ戻される。しばらくの療養ののち夫の元に戻るが、夫の気持ちをすぐには取り戻すことはできず…。
夫から、私との未来は描けないと言われてからも、その数ヶ月後に聞けば変わっているかもと思って聞いてみても何も変わらなかった。
何をすれば夫の気持ちが自分に戻ってくるのかわからず、とりあえず好きなことに没頭して輝けばいいのかなと思い、アロマテラピーの資格をとってみたり、新しい仕事を始めてみたり、手当たり次第新しいことを始めてみた。
思えば、それも夫へのアピールでしかなく、しかも生活費の心配をする必要のない私が無責任に好きなことをしてるだけで、見当違いもいいところだったと思う。
私に必要だったことは自立だ。
自分の稼ぎだけで生活できる、ということが重要だったんだと思う。
今気づいても後の祭りだけど。
夫の気持ちが戻ってこないまま一年とちょっとが経った頃、私は新しくフルタイムのアルバイトを始めた。
派遣で仕事をしていた時に、派遣先で複数の男性と関係を持ってしまったことを反省し、もう2度とそういうことはするまいと誓っていたのに。
バカな私はまた同じ事を繰り返してしまった。
その人のことは初めて見た時からカッコいい人だなと思っていた。
話すと楽しいけど、だからといってそれ以上の何かを望むということはもちろんなかった。
だけど、その人が私の事をかわいいと言っていると聞いた時から変に意識するようになってしまった。
毎日のように何かと話しかけてくれて、少し仲良くなった頃に私が違う部署に行くことになり席が離れることに。
そこで飲みに誘われ、お互い既婚者だし変なことにはならないだろうと思って行ってみたら、その日のうちにそういうことになった。
もうホントに最低な話である。
私の貞操観念はどこに行ってしまったのだろうか。
これじゃ夫の不倫相手と同じじゃん!と思い、1回きりでやめようとした。
が、その人と話すのはとても楽しくて、毎日のように仕事終わりに待ち合わせしてカフェでお茶しながら話すのが日課のようになってしまった。
非難されても仕方ない行動だったけど、その頃の私にはその人の存在が救いだった。
家庭で感じていた孤独が、その人によって埋められている感じだった。
私が夫に執着しなくなると、夫から少し歩み寄りがあったりもした。
夫は平日は毎日のように飲み会や残業ばかりで、私と一緒に夜ご飯を食べることがほとんどなかった。
そんな夫が、少し早く仕事が終わった時には一緒にごはん食べないかと誘ってくれたりした。
でも私はアルバイト先の彼と一緒にいたかったから、夫からの誘いを断った。
こうしてどんどん私と夫の距離は遠くなっていったのかもしれない。
前より喧嘩することもなく、一見すごく穏やかにやっているように見えるのに、関係性は薄っぺらいものになっていた。
つづく