【マッチングアプリ 】ブラジリアンワックスに余念のない男①
こんにちは、やまだくま子です。
わたくし、沖縄に行きたい病をもうずいぶん長いこと患っている。
基本的には年に2回は行っていたのに、コロナが流行りだしてからは一度も行けていない。
そして感染者数が下がってきたからそろそろ沖縄旅行の計画を立てよう!と思っていたら、沖縄だけ緊急事態宣言続行だって…。
泣けるぅ~。
次に行ける時は海の近くのエアビー借りて、カヤックとかSUPとかしまくろうと思ったけど、そもそも海は見るの専門で常にサメ出没の恐怖と戦っている私にそんな海遊びができるのだろうか。
なぜだろう、私は異様なまでにサメに怯えている。
今までの人生で特にサメに怖い目にあわされたこともない。
強いて言えば小さい時にジョーズを指の間から見てとんでもなく怖かったくらい。
あ、これか?
初見の男とは恐れることなく密室に入るくせにね。
こっちをどうにかしなさいよ、という話。
自虐。
さて、今回はマッチングアプリで出会った5人目の男性の話です。
この人は、メッセージのやりとりを始めてすぐに私のことをちゃん付けで呼び始め、40過ぎの女にちゃん付けとか笑止千万と思っていたんだけど、なんかおもしろくなってやりとりを続けていた。
そして自分は料理が得意だから、私の部屋で一緒に料理しながら飲みたいな、と。
めちゃくちゃ慣れてそうな感じだなおい。
これまで何人とそういうことしてきたんですか。
さすがにそれはないと思い断っていたら、それならうちの近くに来るからカフェでお茶しよう、と言われた。
たぶんそのあとうちに来る気だよね、その手には乗りません。
ということでそれも断った。
その後、なかなか挫けない彼から提案されたのは、散歩しようというものだった。
私の最寄駅じゃなければいいかと思い、ちょっと会うことに。
当日、待ち合わせ場所でスムーズに落ち合えた我々は近くの公園に行った。
彼の見た目はスラッとしていて、私より年上だったけどずいぶん若く見える人だった。
ぎこちないながらもお互いなんとか話を繋いでいった。
20分くらい話した頃だろうか、なんとなく会話が尽きた感があるときに(尽きるの早すぎるw)、マッチングアプリの話になった。
色んな人とやり取りしているのかということを聞いたら、
「何人かはしてるけど、あまり興味ない話とかしてくるから適当にあしらってる」
的なことを答える彼。
興味ない話ってどんなことか聞くと。
「例えば、映画の話してた時にキャメロン・ディアスの代表作とかじゃなくてマイナーな映画の方をいいって言われてさ。そういうのあまり興味ないんだよね。」
ちょっと待った。
私あなたとキャメロンのマイナーめの映画の話をメッセージで話したことありますよね?
それ、私のことだよね!?笑
これがあってから完全に上の空になってしまった。
彼はおそらく大勢とやりとりをしすぎて、誰となんの話をしたか覚えていないのだろう。
早くも帰りたいモード発動である。
そんな中、途中にあるベンチに座っていた時に私に不幸が訪れた。
鳥のフンが私の肩に直撃したのだ。
ジーザス。
もうこういうのいらないんだけど。
仲良しと一緒にいる時だったら笑えるけど、ぎこちない人といる時にこれやられてもさらに気まずくなるだけでしょうが。
鳥のやつ、空気読みやがれ。
と、鳥を横目で睨んでいたら、彼がリュックからサッとティッシュとウェットティッシュを取り出して私に差し出してくれた。
あんたいいヤツじゃん!
こういうギャップってよくないよね。
すぐに心の壁を取っ払ってしまう。
キャメロンのこともあってこいつはないなって思っていたのに、この行動で印象が良い方に上書きされてしまった。
こうして、またもやおかしな方向へと流されていくくま子なのであった。
つづく